サタディレヴュー      #633 10. 2.21

民主主義に可能性はあるのか

 先週の当レヴユー(#632 9/25)で、“私たちは民主主義が完全に崩壊した”と受け止めるべきだと書いた。

私たちが与えられて来た教科書によれば、私たちの社会は民衆の蜂起によって革命を成し遂げ民主主義という新しい民衆のための政治体制を手に入れる事が出来た、ということになっている。

 しかしそれは、単に“そういうことになっている”というだけで、真実ではない。

 何度も書いているが、フランス革命もロシア革命も金融資本家によって、民衆を利用して”実行されたものだ。

 その動機は単純に、彼らの利益を最大化するためだった。「王政」という仕組みの中で、国王やその側近を騙すことよりも「民主制」を作って政治家や選挙民を騙すことの方が、はるかに容易だと彼らは考えていたのだ。

 彼らの“読み”通り、彼らの権力は強大なものになって、20世紀には世界の殆どの地域を支配するに至っている。

 彼らの富がますます太っていく一方で、人々の世界は絶えることのない混乱に見舞われる不安定な社会になって行った。そして1%の人たちに富が集中する格差社会を生み出した。

 例えば日本の徳川時代のような国民がある程度の豊かさを維持しながら長期に亘って安定的な社会を実現することは、日本を含めて、どの国でも実現することはなかった。

 しかし、それはある意味では歴史的必然と言えるものだった。

 なぜなら、民主制というものは前述のようにその出自からして、私たち国民にとっての利益を図るために作られたものではなくて、金融資本家が私たちの生み出した“富”の収奪を最大化するために使作られたものだからだ。

 しかし彼等は現在の“収奪”では飽き足らず更により大きな“収奪”を目指して、民主主義の政治に変わって共産主義の政治を私たちに与えようとしている。

 ロシアの人達は共産主義の政治を返上するために、ほぼ一世紀の年月がかかった。

 中国が共産主義を受け入れてから、70年以上たっているが、中国の人達は未だにその体制から抜け出せていない。多分これからもその体制から抜け出すことは出来ないように思える。

 日本人は柔順だから一旦共産主義をうけいれてしまえばその体制は百年の単位で、続いていくことになるのではないだろうか。

 では全く希望がないのかと言えばそうではない。

 そのためには先づ民主政治がうまく行かない原因は何だったのかを考えてみる必要がある。どこの国でもそうなのだが、その国の政治がうまく行かない原因はその国に帰属しない人たちにその国の政治に対する介入を許して来たからだ。。

 “その国に帰属しない”ということは必ずしも法律的な意味での国籍の問題であることを意味しない。

 言葉はもちろん、その国の歴史や文化についてのその価値を共通出来る人であることに限る必要があるだろう。

 ただビジネスだけのために単に“日本に居る”だけの人たちに日本の政治への介入を許すべきではないだろう。

 もちろんそのような処置だけで日本の政治が適切な方向へ向かうのか、といえばそうではないだろう。

 しかし、外側から日本の政治を破壊しようとする人たちを排除するだけでもそれはプラス要因だ。

 しかしそれは口で言う程簡単なことではない。他ならぬ日本人の中に、グローバリズムを名目にして日本の政治に対する外国人の介入を招き寄せたがっている人達が少なからず居るからだ。

 その人たちを説得することは、非常に難しい問題だろう。そういう人達の殆どは、“外圧”によって動く人たちだ。

 “外圧”とはつまりカバルの影響力のことだ。この人たちの頭の中ではカバルの人達によって吹き込まれていることと自分の考えたこととの区別がつかないようになっているようだ。 

 私たちの社会に対する彼らの影響力を排除することが出来れば-それは簡単なことではないが-民主主義という制度も少しは希望が持てるかも知れない。

 

ワクチンの歴史について考える

 

 去る6月12日の当レヴューでアイクが引用しているワクチンに関する専門家の見解を二つ紹介している。

 “歴史的にみて、伝染病疾患による死亡率低下の最大の理由は近代における抗生物質とワクチンの発明ではなく、清潔な水と有効な下水道システムが生活に取り入れられたことによる”(専門誌『小児病ジャーナル』)

 “ジフテリア、破傷風、百日咳のワクチンが一般的になったのは、この三つの病気による死亡率が既に大幅に減少した後のことだ。麻疹、風疹、ポリオのワクチンが入手できるようになったのは20世紀半ばだが、当時の幼児死亡率は他の原因によるものである。

 サルファ剤や抗生物質に関しても、同じことが言える。(2001年専門誌『感染予防ジャーナル』)

 上記の二つの論文の最初のものの日付けは入っていないが二つ目のものは2001年になっている。

 つまり、少なくとも20年前には、専門家の間では、ワクチンの有効性は疑問視されていた、殆ど否定的といってもいいようなものだ。しかし残念なことにそのような認識は一般大衆の間に浸透して行くことはなかった。

 一般大衆はお医者さんが読むような専門誌を読む機会がなかったし、一般のメディアはそのような情報は全て握りつぶしたからだ。

 ワクチンを一般大衆に接種させようとした人たいは実効性があるとも思っていなかったであろう。その目的はあくまでも金儲けのためだったのだ。

 かれらは「清潔な水と有効な下水道システムによって伝染病疾患による死亡率が低下した、正にその時期をビジネスチャンスととらえてワクチンを事業化することにしたのだ。その時期ならば伝染病疾患による死亡率の低下をワクチンのおかげだと、一般大衆に思い込ませることが出来ると考えたからだ。

 その目的のためのプロパガンダの手段としてかれらは映画を利用することを思いついたのだ。

 「科学者の道」という題名のパスツールの半生を描いた伝記映画がある。その映画の紹介文によれば、「炭疽菌のワクチンを開発し、狂犬病の病原菌を探し出そうとする彼の苦難とそれを乗り越えようとする彼の姿を描く傑作」ということになっている。この映画を娯楽として見れば決して楽しいものではない。この映画はあくまでもワクチンを推進するためのキャンペーンの目的で作られたものだからだ。

 この映画がどのような時期の制作されたのかをワクチンの実施との関連で見て見よう。

 1933年 トキソイド(ジフテリア) クロラムフェニコール(腸チブス)

 1935年 インフルエンザワクチン

 1936年 映画「科学者の道」

 1940年 サルファ剤(肺炎) 百日咳ワクチン

 1950年 ペニシリン(猩紅熱) ポリオワクチン  イソニアシド(結核)

 1960年 麻疹ワクチン

この映画が、日本ではどうか知らないが、おそらくアメリカやイギリスの全国の学校で上映されたのではないだろうか。 

 ワクチンの有効性を学問的に立証しようとはせずにーそんなことはできないからー 映画でパスツールが牛や犬の病気を治す映像を見せて、ワクチンの効用を納得させてしまったのだ。

 それから数十年のあいだ、殆どの人はワクチンの効用について疑いを持つことは無かったのではないだろうか。

 最近のコロナの偽パンデミックのお蔭でワクチンに対して、疑いを持つ人は増えたと言えるだろう。それでもそういう人たちは国民の三割を超えることは無いように思える。 

 だからワクチンを売るひとたちは、まだまだビジネスチャンスはある、と考えているようだ。

CDCは全米の病院に向けて20218月~11月に特定の病気の大流行が予想されると発表しました。各地の病院には、急性弛緩性脊髄炎(腕、脚、顔の半分が麻痺)と呼ばれているポリオに似た病気を発症した子供たちによって埋め尽くされるでしょう。この病気を発症した子供たちは歩くことができなくなります。子供たちの平均年齢は5歳です。この病気の治療法はわかっていません。初期の理学療法が必要とされます。

FDAのサイトに示されている通り、毎年、米政府はワクチン・メーカーから全米各地へワクチン供給のために最大量のワクチンを購入しており最大額の補助金をワクチン・メーカーに与えています。その多くがインフルエンザ・ワクチンであり、2013年に5ロットのインフルエンザ・ワクチンのうち3ロットがFDAによって承認され採用されました。その直後に子供たちの間で麻痺の症状が現れたのです。

承認された3ロットのワクチンは腕、脚、顔の半分が麻痺する副反応が出ることがわかっています。顔の麻痺はベル麻痺と呼ばれるとFDAの文書にも記されています。

2021年にワクチンメーカー5社が記録的な量(前年の2倍)のインフルエンザ・ワクチンを提供したため、この種の副反応の発生件数が過去最多となりました。

ファイザー社はFDAに対し20219月及び10月から5才~11才の子供たちへのワクチン接種を許可するよう要請しました。しかしその結果、1年後にこの種の副反応から回復できる子供たちは全体のたった60%だけとなります。残りの40%は一生治りません。

彼等は子供たちにこの種の副反応を生じさせるために子供たちへのインフルエンザ・ワクチン接種を強く推すでしょう。さらに、ファイザー社はFDAに対し5才~11才の子供たちへのCovidワクチン接種を許可するよう要請しています。

もし20219月にCDCがファイザー社に5才~11才へのワクチン接種を許可したなら、CDCはワクチン接種後に多くの子供たちが麻痺するのを知っているということです。

病院は前もって子供たちに接種することになる新バージョンのワクチンによって副反応が生じた場合は、それを急性弛緩性脊髄炎として報告するようにと指示されました。しかし202010月以降、これが急性弛緩性脊髄炎ではなくギランバレー症候群(症状は急性弛緩性脊髄炎に酷似)であることが明らかになっているのです。

このようなポリオに似た病気の発生を防ぐためには子供たちに対するワクチン接種への承諾をしないことです。”

新トップページ